「クローン人間を、作ってはいけない理由はなに?作るデメリットやメリットを知りたい」
こんな疑問を解消します。
今回は次の6点を解説していきます。
- クローン人間を作ってはいけない理由
- 作ることのデメリット
- メリット
- 法律は
- 作り方の簡単な解説
- 実際に存在するのか
結論から言うと、
作ってはいけない理由は「人権侵害になってしまう」から。
クローン、よく聞く言葉ですが、 コピーを作る…、 といったこと以外 あまり分かっていない、という人も多いのではないでしょうか。
私も同じ疑問を持って色々調べました。
しかし、クローンに関しての医療や技術には問題点も多く、今後も議論、そして発展していくことが予想され、何も知らない…、となると恥をかくことがあるかもしれません。
このようなことを回避するため、 この記事ではクローン人間について作ってはいけない理由をメリット、デメリットを交えて解説を行っていきます。
まずは クローン人間を作ってはいけない理由から見ていきましょう。
1.クローン人間を作ってはいけない理由はなに?
クローンを作ってはいけない理由は…、
人権侵害に繋がる恐れがある為。
クローンも生まれてくれば同じ人間です。
本体の人と遺伝子は同じですが、生まれてきたクローンが同じ性格で、同じ生活パターンを送るわけではありません。
しかし、クローンで生まれたことが故に道具のような扱いを受けたり、差別を受けることなども考えられます。
このように倫理的問題の観点から、クローン人間は作ってはいけないとされています。
クローンの問題は奥深く、 私が語るのもおこがましいのですが、
デメリットの方が多いのであれば、作らない方が良いのではないかと思います。
2.クローン人間を作るデメリット
クローン人間を作るにあたって必ず当たる問題が、上記の人権侵害にも関連してくる臓器問題です。
クローンの持つ遺伝子は本体の人と同じものの為、臓器移植でよくある拒絶反応が出にくいと言われています。
親族でも完全に拒絶反応が出ないとは言えないということもあり、クローンの重要性が高まるという理由の1つでもあります。
しかし、クローンも1人の 人権を持つ人間であり、生きる権利があります。
臓器移植のためだけに クローンを生産していくと言うことは倫理的にもNGです。
3.メリットはあるの?
絶滅危惧種の保護や対策に繋がる
クローンは絶滅危惧種の保護や対策に繋がるという大きなメリットがあります。
絶滅しかけている動物をクローン技術を使い、人為的に増やしていくことが可能です。
臓器提供
クローン人間を作ることは臓器提供を待つ人達の希望になります。
同じ遺伝子を持つクローンは拒絶反応が出ることも少ないため、 臓器提供を待っている人達の救いになることは間違いありません。
死者を蘇らせる
身内やあなたの大切な人が亡くなってしまっても、クローン技術があれば遺伝的に同じ人を再生することが可能。
つまり、 失った死者と同じ遺伝子を持った人間をもう1度蘇らせることができるのです。
このような画期的なメリットがあるというのもまた事実。
命を繋ぐって難しいですね…。
ここで紹介した3つのメリットがあるとしても…私は「クローン人間や動物を作るべきではない」と考えています。
4.クローン人間は法律で禁止されている?
クローン人間は法律で作ることができないという事がすでに定められています。
2000年12月に交付され、翌年度6月に施行されたクローン技術規制法は、クローン胚を人、動物に移植することを禁止しています。
5.クローン人間の作り方を簡単に解説
- 本体の人の細胞を用意する。
- 卵子を用意する。
- 本体の人の細胞を培養液に入れ、液の栄養分を減らし、その細胞を仮死状態にしていく
- 仮死状態になった細胞にショックを与え、 遺伝子の活性化を促進させる。
上記だけ見ると簡単な様に思えますが、実際に成功させるのは非常に難しいようです。
6.現在クローン人間や動物は存在するの?
人間のクローン
人間のクローンは、2009年にイタリアの婦人科医がこれまでに人間のクローンを3人誕生させた事を発表しています。
しかしその後は大きな発表がないため、 子供の成長はベールに包まれたままです。
また、ある国ではクローンへの禁忌感が低いため、すでに大量に生まれている…、 という都市伝説が囁かれています。
動物のクローン
動物では、 猫や牛など、 数多くのクローンを生み出してきています。
ただ、やはり有名なのは、 哺乳類初、1996年にクローンとして誕生した羊のドリー。
このドリーは短命で6歳で死んでしまっています。
羊は当時も話題になっていましたね。
ただ、人間は…、問題点が多すぎて、まだまだ非現実な話のように感じます。
まとめ
現時点では法律も含め、クローン技術を人に使用することは禁止されています。
クローンについては問題点だけではなく、解明されていないものが多くある、というのが現状。
そのため、今後も議論は続くと思われます。
このような議論を重ねていくことが技術や医療の進歩につながっていくと信じたいですね。
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