「お賽銭で101円の意味を知りたい」
「他にオススメの金額も教えてほしい」
こんな要望に応えます。
今回は次の3点を解説します。
2.他にオススメのお賽銭の金額5つと意味
3.101円の良くない語呂合わせ2つ
101は割り切れない数字であり、ごろ合わせも良いので、お賽銭に101円を選ぶ方がいます。
また、神社へのお参りには白い硬貨が向いているとされる言い伝えもあります。
ご利益を得たいからといって、無理に高い額をおさめなくても大丈夫。
大切なのは自分が納得のいくお金を納め、感謝の気持ちとお願いをすることです。
しかし、縁起の悪いお賽銭を知らないままだと、お参りの後に後悔するかもしれませんよ。
この記事を読んで実践すれば、今より納得のいくお賽銭を選ぶことができます。
さっそく見ていきましょう。
1.お賽銭で101円の意味はなに?
お賽銭で101円を入れる意味は、3つあります。
それはこちらです。
・割り切れない数は吉兆がある
・『祝い(いわい)』は素敵なごろ合わせ
一つ一つ説明していきます。
・神社には白い硬貨が良い
神社には白い硬貨、お寺には赤い硬貨をお供えするのが良いという言い伝えがあります。
とされています。
なぜかというと、
という言い伝えがあり、同じイメージのお金を選ぶと良いと考えられているからです。
賽銭箱の真上あたりに、鈴に添えられた縄がありますよね。
お金を入れた後に鳴らすものです。
はっきりとした決まりはありませんが、
・お寺には鰐口
があることが多いようです。
単純に鈴と呼ばれたり、地域によってはガラガラと呼ばれたりしますが、鈴の正式な名前は、『本坪鈴(ほんつぼすず)』といいます。
この本坪鈴は、男性を象徴しているとされています。
お寺でも同じように、布を編んだ太い綱とともにつるしてある円形の大きな鈴があり、これは『鰐口(わにぐち)』といいます。
鰐口は、女性を象徴しているとされています。
そして紅白歌合戦のように、男は白、女は紅という昔からある考え方にちなんで、
白い硬貨である100円と1円を、神社のお賽銭に入れる、という説があるようです。
ただ神仏に詳しい人は、こんなことを疑問に思うかもしれません。
神社には男神や女神を奉っているところがあるけど、女の神様でも白銭が良いの?と。
男女で色を分ける以外にも、昔使われていた布の色にちなんだ理由もあります。
奉納する時に神社では白い幕を、仏閣では赤い幕を張っていたことにも関係があると言われています。
神社でお賽銭を入れる時、白い硬貨の100円ではどこか物足りない…
無理のない範囲で気持ち1枚ぶん足して、101円にする。
こういった流れで101円のお賽銭にする方もいるようです。
・割り切れない数は吉兆がある
日本では、奇数は吉兆のしるしとされる説があります。
結婚や恋愛において、割り切れる数字だと、『離縁』『別れ』をイメージしてしまうため、偶数の数字を避けるならわしがあります。
お賽銭でもこれと同じだと考える説があり、101円は割り切れない数字なので縁起が良いとされています。
なぜ割り切れない数字に吉兆があると信じられているのかというと、昔の日本で信じられていた、陰陽道に関係があります。
陰陽道では、
とする考え方があります。
中国から伝わった陰陽道の考え方が、日本人の考え方や行動に、今でも影響を与えているのです。
現在も陰陽道が日本で信じられている例をあげると、五節句が挙げられます。
五節句の言葉はあまり聞き馴染みがないかもしれません。
しかし、3月3日の桃の節句や、5月5日の端午(たんご)の節句であれば、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
五節句は全て奇数の日で、吉兆がある日とされています。
神社やお寺への参拝の時に行うお賽銭も、『縁起の良い、割り切れない金額にしたい』と考える方が多いのは、自然なことと言えるかもしれません。
もちろんこの理由だけでは、101円がいちばん縁起の良いとは言い切れませんよね。
17円でも51円でもいいわけですから。
無理のない金額(100円)に、気持ち1円分をうわのせして、101円にする。
そんな方が多いのではないかと思われます。
・『祝い(いわい)』は素敵な語呂合わせ
『101円』は語呂合わせで『いわい(祝い)』と読むことができ、おめでたいことが好まれているようです。
ひとつ前の項目でお話した、日本人は縁起が良いものが好き、という内容に似てるかもしれませんね。
101は、『いわい』とも読むことができ、漢字に当てると「祝い」とすることができます。
分解するとこうなります。
・0(ゼロ)= 輪っか =「わ」
・1(イチ)=「い」
なぜ縁起の良い語呂合わせが好まれるかというと、日本人はもともと験担ぎ(げんかつぎ)が好きだからです。
『祝い』はおめでたい行事のイメージ。
そのお賽銭でお参りをしたら願いが叶いそうですよね。
縁起の良い語呂合わせに、ちなんだものはいろいろあります。
11月22日のいい夫婦の日に入籍したり、車のナンバーを625にして無事故(むじこ)とかけたり。
縁起かつぎって迷信じゃないの?
筋道立てて考えるタイプの方は特にそう思いますよね。
確かにはっきりとした根拠はありません。
しかし験担ぎは非科学的ではありますが、心理状態に影響を与える効果があります。
プラシーボ効果(偽薬効果)という言葉を聞いたことはありませんか?
ただのビタミン剤だったとしても、飲んだ人が「これは効果のあるものだ」と思い込めば、不思議と治るというもの。
験担ぎもジンクスも、プラシーボ効果と同じです。
『かならず成功する』
『運気が上がる』
縁起の良いお賽銭でお参りして、強く願うことで叶いやすくなると言えるでしょう。
『スパイクを必ず左から履く』など、行動一つ一つにこだわり続けた元プロ野球選手
『イチロー』さんのゲン担ぎは有名ですね。
もちろん、願うだけで行動しなければ意味がありません。
自分の成功する姿を強くイメージし、成功のために必要なことを考え、とにかく行動する。
そして、感謝する。
たとえば、
『今まで健康に過ごすことができてありがとうございます。
これからも健康で過ごせるよう、よろしくお願いします。』
願いとは、神様への宣言であるとともに、自分への宣言でもあります。
『私は祈りに向かって全力で努力します!』
ということにつながるんですね。
そして願いが叶うと、また感謝し、高い目標を宣言する。
こうやって日本人は自然と昔から、神様や仏様と一緒に成長してきたのです。
大切なのは、無理のない金額であること、自分が納得していること。
101の語呂合わせは『祝い』(いわい)となり、お祝い事などおめでたい行事のイメージがあります。
負担も少なく、験担ぎとしても向いているので、101円のお賽銭を選ぶ人も多いようです。
吉兆のある金額で感謝の気持ちを表しながら、自分自身にも決意表明しましょう。
2.他にオススメのお賽銭の金額5つと意味
5円や50円硬貨は穴が空いているので吉兆がある硬貨としてよく選ばれます。
『見通しが良い』とされ、よく選ばれる硬貨です。
なぜ穴あきのお金が良いかというと、お金の起源に関係があります。
最初のお金として使われていた貝には穴が開いていました。この世とあの世の出入り口と考えられていたそうです。
お賽銭(貝)を投げることで、生きているうちについた穢れをお金にいっしょに乗せて、穴を通してあの世へ送る。
そう考えられていました。
穢れを払うには金額の多い少ないは関係ないのです。
また、101円以外にも良いパターンがあります。
500円以下と、1万円以下に分けてそれぞれ5つずつ、意味とあわせて紹介します。
500円以下は、お手頃に選べるのがメリットですね。
続いてちょっと奮発できる方向けのオススメはこちらです。
また、
金額の大小は関係ありませんので、無理のない範囲で自分が良いと思った金額を選びましょう。
3.101円の良くない語呂合わせ2つ
101円は、祝い(いわい)と言う語呂合わせから、縁起が良いということはお話ししましたよね。
しかし、良くない語呂合わせも実は存在します。
101円の良くない語呂合わせ2つはこちら。
いれい(異例)は、平穏な日常とはかけ離れた異常な事態が起こることを予感させます。
とおい(遠い)は、目標が遠いなど、親しい人と心理的・物理的な距離が遠くなることを連想させます。
縁起の良くない方を信じるか、悪い方を信じるか。
どちらを信じるかはあなたしだいですので、好きな方を選びましょう。
4. まとめ
・2951円 : ふくこい(福来い)
・7830円 : なやみゼロ
・8996円 : はぐくむ
・9674円 : くろうなし(苦労なし)
・1万円 : 万円の『万』と『円』を入れ替えると『えんまん(円満)』になる
・101円の良くない語呂合わせ2つは、『いれい(異例)』と、『とおい(遠い)』
筆者は、今まであまりよく意味を知らないまま、20円をお賽銭箱に入れていました。
101円は、100円玉ワンコインと1円玉だけでお手軽だし無理がない金額ですね。
今度挑戦してみようと思います。
以上、『お賽銭で101円の意味はなに?』でした。
ぜひ、試してみてくださいね。
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