「一人暮らしだと食事の用意がめんどう」
「食べなければ痩せそうだし別にいいかな」
今回は、次の4点を解説。
2)食べる量が減るデメリット3つ
3)ご飯を作るのが面倒だと思う理由
4)めんどくさい時の対処法4選!これで超ラク
結論、その考え方は危険です。
進学や就職で実家を離れて一人暮らしをする場合、忙しさのあまり食事がおざなりになってしまうこともあるかと思います。
痩せるならいいか、と思うかもしれませんが、実は太る可能性もあるのです。
この記事では食べないことによる弊害をはじめ、めんどうな時もご飯を用意できる対処法を紹介します。
1)一人暮らしでご飯がめんどくさいから痩せた人は多い?
一人暮らしでご飯を用意するのが面倒になり、食べなくなる……という人は一定数います。
しかしその結果、必ず痩せるかというとそうでもないようです。
ヤフー知恵袋の相談者さんの中には4ヶ月で8kg痩せたという人もいらっしゃいましたが、発言小町の相談者さんでむしろ太ったという話もありました。
太るか痩せるかは食べる量だけでなく、内容や時間帯も関係してきます。
そのため、痩せる人もいれば太る人もいる、というのが実際のところでしょう。
2)食べる量が減るデメリット3つ
食べる量が減ればお金もかからないし痩せるし良いことばかりじゃん、と思うかもしれません。
しかし実はデメリットもたくさんあるんです。
ここではそのなかから3つご紹介します。
- 太りやすくなる
- 老けてしまう
- 精神不安定になる
太りやすくなる
食べる量が減ってむしろ太った人もいる、ということを先ほど申し上げましたが、それは筋肉の減少が関わっています。
生命活動を維持するためにはカロリーが必要ですが、それが十分に入ってこないと脂肪やタンパク質を分解し始めます。
すると筋肉量が減り、よって基礎代謝が低下します。
基礎代謝が低下するとエネルギーを消費する力がなくなるため、健康的な食事量にした時に太ってしまうということになるのです。
老けて見える
老けて見える理由には2つあって、1つは単純に頬がこけるから。
シャープなフェイスラインは綺麗である一方、限度を超えるとほうれい線が目立ちだします。
特に笑顔になった時に筋で引き上げられている印象になり、あまり綺麗に見えなくなってしまうのです。
2つ目はタンパク質の減少。
タンパク質は肌や髪の毛を作るのに重要な役割を担っており、それが減ってしまうと新陳代謝が不活発になります。
その結果、全体的にかさついた感じになり、老けたように見えてしまうのです。
精神的に不安定になる
イライラはカルシウム不足、とはよく言いますが、エネルギー自体が減っている可能性もあります。
というのも、お腹が空いて何も考えられなくなったりイライラしたりするのは、脳にエネルギーが足りていない証拠だからです。
さらにここでもタンパク質が出てくるのですが、タンパク質に含まれるトリプトファンは気持ちを保つのに必要な要素なのをご存知でしょうか。
トリプトファンが分解されてできるのはセロトニン。
このセロトニンは気分を上げてくれる効果があるため、不足すると鬱病のリスクが高まると言われています。
身体だけでなく、心のためにも食事は大切ということがわかっていただけたと思います。
3)ご飯を作るのが面倒だと思う理由
一人暮らしだとご飯を作るのが面倒になる人の理由ですが、例えば以下のようなものがあります。
- 自分のためだけに作ると思うと張り合いがない
- 学校や仕事で疲れ、料理・片付けに割く体力・気力がない
- 買い出しをする時間がない
- 献立が思いつかない
- お金がない
私も一人暮らし経験がありますが、どれも深く頷くところです(笑)。
他に食べる人がいれば「料理っぽい体裁にしないとな」と思いますが、1人だとストックご飯をチン、冷蔵庫からハムを引っ張り出し、ミニトマトを数個……これでいいか、となりがちでした。
疲れている時は、ご飯よりも寝たいという人もいらっしゃるでしょう。
また、1人だからこそ誰にも気を使わずに好きなものを作って食べられるのですが、それにはある程度のお金も必要です。
例えばエビチリが食べたいと思ったらエビが必要になるわけですが、冷凍エビだとしても鶏むね肉や豆腐に比べたら高くつきます。
節約を考えると帰るものが限られてしまい、その結果マンネリ化→楽しくない→めんどくさい、となってしまうのです。
4)めんどくさい時の対処法4選!これで超ラク
めんどくさいとはいえ、食事は健康的な日々を送るために重要な要素です。
疎かにしてしまっては、学業や仕事はおろか、余暇の時間が潰れてしまう可能性もあります。
そのため、めんどうでもきちんとご飯が食べられるための対処法を4つご紹介します。
- 1回に複数日分作る
- お惣菜だけを購入する
- レトルト・缶詰を大量ストックする
- 栄養に配慮したお弁当や材料を定期購入する
1回に複数日分作る
少しでも料理を作る気が残っているのであれば、1回で大量に作ってしまうのがおすすめです。
例えばカレーやおでんを大きな鍋で作っておき、それを少しずつ食べていく方法です。
カレーは冷凍もしやすいですし、おでんは材料さえ切ればあとは調味料と共に鍋に投入して火にかけるだけなので非常に簡単。
おでんや薄味の鍋ものだと味変もしやすいので、毎日食べても飽きにくい工夫もできるでしょう。
お惣菜だけを購入する
ご飯だけは頑張って焚いて1食分ずつ冷凍してみましょう。
そうすれば、お惣菜を買うだけで定食ができます。
汁物が欲しいときは即席のを買うも良し(12回分で100円ほどのがあります)、やる気がある時は「味噌玉」を作っておいても良いでしょう。
参照:「味噌玉」の作り方。
やや値段は張りますが、お弁当を買うよりは安上がりになりやすく、健康にも配慮した組み合わせにもしやすくなります。
レトルト・缶詰を大量ストックする
レトルトのカレーや親子丼の素は温めてご飯にかけるだけなので、非常に楽ちん。
缶詰もツナやサバのほか、焼き鳥やカレーなど幅広く、大量にストックしておけば飽きることもないでしょう。
さらに災害時の備えとしても機能するため、一石二鳥ともいえます。
スーパーやドラッグストアの安売り時を狙ったり、あるいは業務スーパー等で大容量パックを購入すれば費用を押さえられるのでおすすめです。
栄養に配慮したお弁当や材料を定期購入する
これは経済的にある程度余裕がある人向けですが、栄養が考えられたお弁当や材料とレシピが届くサービスを定期購入するという方法もあります。
お弁当であればnosh、材料とレシピであればoisixが有名ですね。
noshは冷凍のお弁当が届くサービスで、ハンバーグやから揚げのほか、食品メーカー等とのコラボメニューが提供されることもあります。
いろんな食材を使い、いろんな調理法を一食に詰め込んでいるため、一人暮らしではなかなかできないような食事が毎食摂れるのも魅力的です。
oisixは食材とレシピが一緒になったキットが届くサービスです。
料理をする必要はありますが、買い物をしたり献立を考えたりする手間が省けます。
さらに珍しい食材や世界の料理を味わうこともできるため、毎食いろんな出会いができるでしょう。
まとめ
- 食べないと逆に太るリスクもある
- 老け見え、精神不安定になる可能性も
- 大量に作り置き、レトルト活用がおすすめ
一人暮らしだと周りに咎める人がおらず張り合いも出にくい分、ついついテキトーになりがちです。
しかし食事は身体の資本。
一人暮らしは体調を崩すとより大変ですから、今回紹介した対処法を試してみてくださいね。
コメント