「朝、時間がなくてお弁当を冷ます時間がない!」
「冷蔵庫で冷やしちゃってもいいかな」
こんな疑問を解消します。
1)お弁当を冷ます時間ない時の対処法4選!
2)冷蔵庫で冷やすのはおすすめしない理由
3)作る段階から冷ます時間を短縮するコツ
4)暑い季節に避けたい作り方やおかず
朝は仕事や朝食の準備など、やることがたくさんありますよね。
そんななかでお弁当を作るとなると、冷ます時間が足りない! なんて事態も発生するかと思います。
そんなとき、どうすればすぐに冷ますことができるのでしょうか。
結論から申し上げますと、保冷剤を平らな容器の下に忍ばせておき、調理が終わったはしからそこに入れておくのがおすすめです。
以下で詳しく解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。
1)お弁当を冷ます時間ない時の対処法4選!
お弁当はギリギリ作れても冷ます時間が取れなさそう!
お弁当はできたけど冷めてくれない!
……ということ、ありますよね。
そんな時の対処法を4つご紹介します。
・保冷剤+アルミホイル
・保冷剤+扇風機
・冷ます専用器具・機能を使う
①平らな容器に調理したものを並べていく
まだ詰めていない状態なら、作ったそばから平らな容器に一時保管しましょう。
この時、なるべく食材を重ねないようにすれば冷めやすくなります。
ちなみに、容器は料理ごとに分けるようにしてください。
②保冷剤+アルミホイル
冷やす際の定番、保冷剤ですが、それにアルミホイルを組み合わせることでより高い効果を発揮します。
やり方は保冷剤の上にアルミホイルを広げ、そこにお弁当をのせるというもの。
アルミホイルは熱伝導率が高いため、均等に熱を冷ますことが期待できます。
③保冷剤+扇風機
保冷剤と扇風機の組み合わせも効果的です。
保冷材の上にお弁当を置き、風が当たるような位置にセッティングした扇風機を付けておきましょう。
部屋や自分も涼しくなれて一石二鳥とも言えますね。
④冷ます専用器具・機能を使う
お弁当を毎日、何年間も作るのであれば、冷ますための道具等を用意するのも良いかもしれません。
例えば、お弁当の粗熱をとるための便利器具としてサンコーの「すぐサマシーン」というものがあります。
アルミプレートと冷却ファンが搭載されており、上下からお弁当を冷ましてくれます。
また、解凍にも使えるため、夕飯等の準備にも役立てることができるでしょう。
一方、冷蔵庫に粗熱をとる機能がついているものもあります。
Panasonicの「はやうま冷却(クーリングアシスト)」は、詰め終えたお弁当箱を庫内の専用エリアに入れ、冷却時間を設定するだけで粗熱をとってくれるのです。
冷蔵庫の新調予定がある方は検討してみても良いかもしれませんね。
2)冷蔵庫で冷やすのはおすすめしない理由
冷ましたいのなら、冷えた場所に入れれば良いのでは?と思うかもしれません。
台所の冷えた場所と言えば冷蔵庫ですが、先にご紹介した専用機能が付いていない限りおすすめできません。
その理由は次の2つ。
・お弁当に細菌が発生するリスクが生じる
庫内温度が上昇し、他の食材等が傷みやすくなる
冷蔵庫内は一定の温度を保つのが原則で、各メーカーでも温度が下がらないよう案内を出しているかと思います。
それは庫内の衛生状態を保ち、食材を守るため。
室温を目安に、それよりも高い温度のものは入れないようにしましょう。
つまり粗熱が取れる前に入れるべきではないということです。
お弁当に細菌が発生するリスクが生じる
また、お弁当自体に細菌が発生する可能性もあります。
特に蓋をしたまま入れてしまうと、温度変化によってお弁当内に水滴がついてしまい、それが食中毒の原因になりかねません。
したがって、温かいままのお弁当を冷蔵庫に入れると、せっかく作ったお弁当はおろか他の食材も傷ませてしまう原因となります。
冷蔵庫以外の方法で冷ますようにしてください。
3)作る段階から冷ます時間を短縮するコツ
作りながら冷ましていければ、完成後に慌てる必要もなくなりますよね。
時短のコツは以下のようなものがあります。
・保冷材の上に平の容器を置き、そこに入れていく
冷めにくいものから冷めやすいものという順番で作っていけば、最後の調理が終了したあとの冷ます時間は最小限に済むでしょう。
この時、最初に準備しておくべきはご飯です(調理ではありませんが……)。
ここで登場するのが平らな容器で、特に金属製のバットだと望ましいです。
炊きたての白米を平らによそってから調理開始するようにしましょう。
また、各おかずを入れておく容器の下には保冷剤を置くのもポイント。
こうすることで冷えるスピードがさらに速まります。
4)暑い季節に避けたい作り方やおかず
暑い時期は食中毒のリスクが高まるため、より細心の注意を払う必要があります。
その際に避けた方が良い作り方やおかずがあるので、ぜひ参考にしてみてください。
作り方
調理法で避けた方が良いのは次のとおり。
・道具を使いまわす
・電子レンジが汚れたまま
手は様々なものを触るため、雑菌がつきやすくなります。
調理前に手を洗ったとしてもそれに慢心せず、おかずを詰める際は菜箸等を使い、おにぎりは手袋やラップの上から握るようにしましょう。
また、調理道具は食材や料理が変わるたびに洗いましょう。
生ものに触れた道具には細菌の住処になりやすく、菜箸はある料理の汁気が別の料理についたときに細菌が繁殖しやすくなります。
菜箸に関してはせめてキッチンペーパーで汁気を拭きとるようにしてください。
そして忘れがちなのが電子レンジの庫内。
加熱過程で意外と汁気や食材が飛び散っています。
筆者も先日、鶏肉をレンジで加熱したら蒸気と肉汁で庫内がびしょびしょになりました(笑)。
こういった状態を放置してしまうと細菌が住み着いてしまうため、綺麗な状態を保つようにしましょう。
おかず
暑い時期に避けるべきおかずは、例えば以下のようなものがあります。
・豆腐
・煮物
・半熟卵
・混ぜご飯
基本的に、水気が出やすいものはNGだと思っておきましょう。
入れた時は問題無くても、時間が経つと水気や汁気がしみだしてきて細菌が繁殖する原因となります。
ちなみに生野菜を入れたポテトサラダもNG。
ポテサラ自体は水気がないイメージもあると思いますが、ご注意ください。
半熟卵はサルモネラ菌のリスクが高くなります。
固ゆでにすれば問題ないので、きちんと中まで火を通し、必ずカットして通り具合をチェックしてから入れてください。
そして盲点とも言えるのは混ぜご飯です。
様々な具材が入っていることで、通常の白米よりも傷みやすくなってしまいます。
混ぜご飯は夏以外のお楽しみにして、夏場はふりかけを袋のまま持っていくようにしましょう。
まとめ
時間がないときこそ、手当たり次第にやらず計画を立てて行なうことが大切です。
つまり、急がば回れということですね。
最初に保冷剤や平らな容器などをセッティングしておき、ご飯が炊けているならそれをよそうところからスタートしましょう。
そうすれば冷ます時間も思いのほか短くて済むはずです。
ぜひお試しくださいね。
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