「唐揚げの下味にマヨネーズを入れるのはなぜ?」
「カロリーが気になる場合はどうすればいい?」
こんな疑問を解消します。
今回は、次の4点を解説。
2)マヨネーズを入れるタイミングは?
3)マヨネーズを入れるデメリット
4)さらに美味しくなる!プラスして入れたい調味料
5)カロリーが気になるならお酢を追加しよう
唐揚げにマヨネーズをつけて食べる人はいると思いますが、実は下味に使うのもおすすめなんです。それはなぜなのでしょう。
結論から申し上げますと、マヨネーズは『お肉を柔らかくする効果』があります。
この記事ではマヨネーズを入れるメリットやデメリットなどについて解説していきます。
1)唐揚げ下味にマヨネーズはなぜ使う?理由
トッピングではなく下味に使う理由は、お肉を柔らかくするためです。
マヨネーズの構成要素は卵・油・酢ですが、これらはお肉と相性抜群!
タンパク質を分解する性質の筆頭は酢。
さらに油はもみこんでいくことで乳化され、こちらもタンパク質を柔らかくしてくれる効果が。
さらにお肉全体もコーティングしてくれますから、ジューシーさを保ってくれるのです。
卵や油のおかげでコクも期待できますし、良いことばかりですね。
2)マヨネーズを入れるタイミングは?
マヨネーズで有名なキューピーとケンコーで掲載されていた唐揚げレシピを見てみると、タイミングはそれぞれ別でした。
その違いは次の通り。
ケンコーの場合はさらに調味料を1つずつ加えて都度もみこむことを推奨しています。
調味料は「さしすせそ」の順番に入れると良いと言われていますが、その理由の一つとして挙げられるのは浸透力の違い。
ケンコーはそれを重視し、調味料がその効果を十分に発揮できるよう図らっているのかもしれませんね。
そしてマヨネーズはコーティング効果がありますから、味をしっかりつけてコーティングするという狙いが込められているのでしょう。
3)マヨネーズを入れるデメリット
マヨネーズを入れるのは味わい的にはメリットばかりですが、それ以外の観点でいえばデメリットもあります。
みなさんも気づいているかもしれませんが、カロリーと脂質です。
マヨネーズの栄養成分は?
例えばキューピーマヨネーズの場合、大さじ1杯(15g)当たりの栄養成分は以下のようになっています。
- エネルギー:100kcal
- たんぱく質:0.4g
- 脂質:11.2g
- 炭水化物:0.1g
- 食塩相当量:0.3g
(参考:キューピーマヨネーズ)
そしてキューピーのサイトで掲載されていたレシピでは、2人分(鶏もも1枚)で大さじ2杯を使用しているため、単純計算で1人あたり100kcal、脂質は11.2gアップします。
鶏もも肉を使用し、揚げるという調理をしている時点でカロリーと脂質は高め。
カロリーだけでいうとバタートースト半枚分を上乗せすることになり、そう考えるとなかなかのボリュームアップにも思えます。
せっかくなら美味しく食べよう
しかし、唐揚げを食べるのにカロリーを考えるのは野暮とも言えます。
タルタルソースをたっぷりかける場合もありますし、それを考えれば下味のマヨネーズなんてなんのその。
それにカロリーを気にして作った結果、パサパサした唐揚げができたとしたら、それこそ無駄に油を摂取したような気持ちになるかもしれません。
後悔しないためにも、使うべきところにはしっかりカロリーを追加しましょう!笑
4)さらに美味しくなる!プラスして入れたい調味料
下味には様々なバリエーションがありますが、今回は3つご紹介します。
- 生姜
- 玉ねぎのすりおろし
- ココナッツミルク
生姜は定番でもありますよね。
ガツンとした風味でご飯やお酒がすすみそうです。
ちなみにおろしたものをすべて入れるよりも、しぼり汁だけにした方が繊維が気にならなくなります。
玉ねぎにもタンパク質を分解する成分が含まれており、すりおろしを入れることでさらに柔らかくすることができます。
血をサラサラにしたり疲労回復したりと健康にも良いため、玉ねぎが苦手な方は唐揚げに入れ込むのも手ですね。
少しトリッキーなココナッツミルク。
これはマヨネーズとの合わせ技よりは単体の方が良いかもしれませんが……。
ココナッツミルクによってエスニック感を演出することができます。
いつもと違う唐揚げが食べたい時にぜひやってみてください。
5)カロリーが気になるならお酢を追加しよう
唐揚げを食べるならカロリーのことは一旦忘れるべし!
……ですが、そうは言っても気になりますよね。
筆者も、たっぷりの油で揚げた方が美味しいのはわかっていても、ついつい少なめの油で揚げ焼きにして、「美味しいけど思い描いていた唐揚げとはちょっと違うんだよな……」と思うことがあります。
そういう方は下味にマヨネーズを入れるのも勇気が必要でしょう。
そこでおすすめなのが酢です。
酢だけでも柔らかくなる!
先程も申し上げましたが、酢にはタンパク質を分解する性質を持ちます。
つまり、酢単体でもお肉を柔らかくすることはできるのです。
酢を入れると酸っぱくなったり、キツい香りがするんじゃない?と心配の方もいらっしゃるでしょう。
しかしご安心を。
酢は加熱すると香りだけが飛び、酸っぱくなることがありません。
規定量を守れば、酢が入っていることはまずわからないでしょう。
さらに他の栄養成分は変わりませんから、健康にも一役買ってくれそうですね。
コーティングには小麦粉を
酢だけでは油分がないため、コーティング機能は果たせません。
しかし小麦粉をはたくことで、ジューシーさを保つ効果が期待できます。
ニチレイのサイトでは片栗粉と小麦粉をダブル使いするレシピが掲載されており、片栗粉がザクザク食感を、小麦粉がコーティング機能を果たしてくれるそうです。
気になる方はぜひ挑戦してみてください。
まとめ
・コーティング効果を高めたいなら最後に入れよう
・カロリーが気になる場合は酢を使うのがおすすめ
下味をつけたり油を用意したりと少し手間がかかる唐揚げ。
せっかく作るなら美味しいものを作りたいですよね。
なのでカロリーのことは気にせず、マヨネーズをしっかり入れて柔らかジューシーに仕上げましょう!
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