部屋から声が漏れない方法ってどんなものがあるの?
そんな疑問にお答えします。
アパートやマンションなど、隣の声が気になることありますよね。
そして向こうの声が聞こえているということは、こちらの声も向こうに聞こえてしまうということ。
また、リモートワークなどでお家にいる時間も増えたことで、防音意識が高まった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
1)部屋から声が漏れない方法4選! 部屋の部位別に解説
2)部屋の防音対策が難しいときはどうする?
3)部屋から声が漏れるのを防ぐ便利アイテム7選!
防音に大事なのは「厚み」と「質量」です。
これを読めば、防音対策をスムーズに進めることができますよ。
それでは見ていきましょう。
1)部屋から声が漏れない方法4選! 部屋の部位別に解説
①ドア
開閉をスムーズにするため、また換気のために元からわずかな隙間があいています。
そして壁よりも厚みがないため、音が漏れやすいのです。
防音対策の前提として、大事なのは「厚み」と「質量」です。
厚みがあることで吸音できる周波数が広がり、質量が大きいほど遮音性が高まります。
さて、ドアの防音対策ですが、「吸音シートを貼る」「隙間テープを貼る」が有効です。
吸音シートはウレタンやグラスウールなど様々な材質があります。
より手軽なのは隙間テープ。
こちらもウレタン、ゴムなどの材質あるいは形状にも種類があるので、貼る場所によって変えると良いでしょう。
②壁・天井
賃貸の場合、意外と壁が薄いことも多いですよね。
筆者が以前住んでいたところも隣人の声が聞こえてきて、もう少しで内容まで聞こえるんじゃないかと思うほどでした。
そんなときは防音材や遮音シートがおすすめです。
併用することで、高い効果を発揮してくれます。
他にも、大きめの家具を防音したい壁側に設置するのも方法の1つですよ。
③床
床の対策には、防音カーペットがおすすめです。
より効果を得たい場合は、防音マットや遮音シートを下に敷くと良いでしょう。
声などの生活音(「空気音」)を抑えたい場合に良いのは、厚みと硬さがある程度あるもの。
一方、足音などの振動(「固体音」)を対策したい場合は、吸収してくれる柔らかい材質が適しています。
④窓
ドアと同じく開閉のために隙間があり、壁に比べて薄くなっています。
隙間テープで密着性を高める、あるいは遮音カーテンを付けるのがおすすめ。
また、遮光カーテンも厚みがあるので防音効果も期待できます。
お気に入りのカーテンを外したくない場合は、後付けできる「防音ライナー」という裏地もありますよ。
2)部屋の防音対策が難しいときはどうする?
①DIY
市販のシート類では効果が薄い場合、DIYという方法もあります。
例えば壁の防音性を上げたい場合、
①突っ張り棒の要領で立てることができる柱を2本設置
②その間に繊維質の防音材を入れる
③合板などで目隠しする
という方法があります。
②業者
最終的には、業者に頼むのが最も効果的かつ安全です。
ドアの音漏れが隙間テープを駆使しても気になる場合、専門家の力を借りれば防音ドアを設置することもできます。
また、防音効果のある壁や床のリフォームもありますが、いずれも費用が高額になるのは念頭に置いた方が良いでしょう。
3)部屋から声が漏れるのを防ぐ便利アイテム7選!
①隙間テープ
その名の通り、隙間を埋めるためのテープです。
各種素材に両面テープが付いており、ドアや窓などに貼って使います。
ドアや窓にはウレタン製やゴム製がおすすめですが、他にもアルミ製やシリコン製など、用途によって様々な材質があります。
百円均一でも販売されているので、お試しもしやすいですよ。
②防音マット
声は空気を伝わるので、その流れを遮断する必要があります。
それにはゴム製などの硬い材質がおすすめ。
これだけだと歩いたり座ったりするには硬すぎるので、上からカーペットを敷くと良いでしょう。
このとき、カーペットも防音にすることでより防音効果が高まります。
③防音カーペット
性能の基準として「遮音等級」というものが設定されています。
求めているレベルに応じて選んでみましょう。
また、防音の他にも撥水や防ダニなどの効果を持つものもあります。
せっかくなら防音以外にも対策できたら嬉しいですよね。
④吸音・遮音カーテン(防音ライナー)
吸音カーテンは生地に音を吸収させ、遮音カーテンは音を跳ね返す効果があります。
室内の音を漏らさないようにするには、吸音カーテンがおすすめ。
遮音カーテンは外からの音を室内に入れたくないときに有効です。
また、先述のように既存のカーテンに防音ライナーを取り付けるという方法もありますよ。
⑤遮音シート
遮音効果のある薄いシート状のものです。
ゴム製や塩ビ樹脂製などがあります。
壁に貼る際、実はこれだけだと効果が薄いので、吸音効果のある防音材を上から取り付けるのが良いでしょう。
⑥防音パネル
吸音や遮音の効果のある素材がパネル状になったもの。
木製やポリエステル製など材質も様々、かつオシャレなデザインも豊富です。
パネルのみを取り付ける際、賃貸などで壁を傷つけられない方に向けた商品も多数あります。
ぜひ、お好みのものを探してみてください。
⑦吸音パーテーション
広い部屋など、局所的に防音対策をしたいときに便利です。
高さが天井まである大型タイプからデスク周りに置ける小型タイプまであるので、用途に応じて選ぶことができます。
まとめ
・吸音と遮音を効果的に使おう
・市販品、DIYでも難しければ専門家に相談
部屋の声の音漏れ防止対策は、あらゆる部位で講じることができます。
全てやるのは無理だとしても、自分のお部屋を振り返ってみて「どこが1番気になっているか」あるいは「挑戦しやすいか」、検討してみてはいかがでしょうか。
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