そんな疑問にお答えします。
今回は次の4点を解説。
2)凧の由来って?
3)成功率を上げるポイント
4)作り方! 流れを簡単に解説
凧の数え方は3パターンあり、それぞれに深い理由があるんです。
この後詳しく解説します。
みなさんは凧揚げをしたことはありますか?
お正月の童謡にも出てくるので親しみはあるものの、実際に触れた経験は意外とないのではないでしょうか。
かく言う筆者も見たことがあるくらい……。
そのため、いざ凧の数え方を聞かれると「あれ?」と思いがち。
この記事を読めば、凧の数え方だけでなく、作り方や上手に揚げるポイントも知ることができます。
それでは見ていきましょう。
1)凧の数え方3パターン
①「枚」
凧の数え方がピンとこなくても、なんとなく思いつくのがこの数え方ではないでしょうか。
イメージ通り、凧は「枚」と数えることができます。
ちなみに「枚」とは、平たくて薄いものを数えるときに使う単位と定義づけられています。
まさしく凧にぴったりですね。
②「連」
凧が1本の糸にいくつも連なって揚がるCMを見たことがあるでしょうか。
同じ形・色がずらりと並ぶ光景はなんとも壮観ですよね。
あの状態の凧は「連」と数えることができます。
つまり複数個(2~)の状態を指し、例えば2枚の場合は「2連凧」と言えます。
③「張」
あまり聞き馴染みのない単位かもしれません。
「張」とは糸や弦の張ったもの、あるいはテントや蚊帳のように張り渡して作るものを数えるときに使います。
凧は「和紙やビニール」などを張って作るので、この定義に該当しているというわけです。
2)凧の由来って?
凧には「しっぽ」や「尾」と呼ばれるひらひらしたものが付いています。
これが風になびくことで安定して凧が揚がりやすくなるのです。
そんな「しっぽ」を垂らして揚がる姿が蛸や烏賊に似ていることから「タコ」「イカ」と呼ばれるようになったのだとか。
イカ? と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実は、関西方言では凧のことを「イカ」と呼ぶんです。
凧は平安時代までに中国から伝来し、江戸時代に庶民の間で大流行。
正徳2年(1721)成立の『和漢三才図絵』によると、江戸初期は「イカノボリ」と呼ばれていたが、当時は「烏賊(関西)」「章魚(関東)」と呼んでいたということです。
ちなみに「凧」という字は日本オリジナルの漢字です。
「風をはらむ布」という意味だと考えられています。
3)凧揚げで成功率を上げるポイント
①場所、天候
凧揚げをするには、河川敷のような広い場所へ行きましょう。
車や電線の心配をする必要をせずに遊ぶことができます。
ただ、他の利用者には注意してくださいね。
また天候は晴れで、少し風があるのがベスト。
雲が多いと揚げたときに見づらくなるというのと、日光で空気が温まることで軽くなり、上昇気流が起こりやすくなるのがその理由です。
風は風速5m以上が望ましいです。
②人数
1人でも揚げることはできますが、2人の方がやりやすいです。
特に初心者は「持ち役」と「揚げ役」で分担するのがおすすめ。
声を掛け合いながらやるので、一体感も生まれて楽しいですよ。
③サイズ
面積や重さが上がるほど、揚げるための力も大きくなります。
そのため、ナイロン製などの軽い素材かつコンパクトサイズだと少ない風でも上がりやすいです。
④実践
(1)持ち役は両手を上げ、凧を水平に持つ
ポイント:持ち役は風下に立つ/2人の間は5mあける
(2)2人で同じ方向に走り、持ち役はタイミングを見計らって手を離す
ポイント:声をかけてから離す/凧を少し持ち上げるようなイメージで
(3)揚げ役は凧が安定しやすい高さになるまで走り続ける
(4)凧の方向をむいて糸を引いたり緩めたりして安定させる
ポイント:糸がたるむと落ちやすくなるので、ピンと張らせることを意識して
4)凧の作り方! 流れを簡単に解説
今回はお子さんも一緒に作れるビニール製の作り方を簡単にご紹介します。
・ビニール袋
・竹ひご2本
・たこ糸
・厚紙 or トイレットペーパー芯
・セロハンテープ
・ガムテープ(布製)
・カッター、ハサミなど
①ビニール袋を凧の形にカットする
②竹ひごを縦向きに2本テープでとめる
③真ん中の頂点2つにガムテープをつけ、その中心に糸用の穴をあける
④カットした糸の端をそれぞれの穴に通して結び、その糸の真ん中に長い糸を結んで完成
まとめ
・由来は生き物のタコやイカに似ているから
・凧揚げは晴れた日の風速5m以上が理想
・2人でやるとやりやすい&楽しい!
今回は凧の数え方から実践時のコツまでご紹介しました。
作って揚げてと、工作と運動のどちらも楽しむことができる「凧」。
お子さんがいる方は休日のスキンシップにいかがでしょうか?
その時はぜひ数え方も忘れずに教えてあげてください!
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