「牛乳を切らしてた!水でもプリンは作れる?」
「プリンが固まらないんだけど、どうしたらいい?」
こんな悩みを解消します。
1)プリンは牛乳の代わりに水を使える?
2)代わりに水を使うデメリット
3)牛乳の代わりに使えるもの3選
4)作る時に上手く固まらない時の対処法
プリンには牛乳が必要不可欠なイメージがありますよね。
しかしちょうど切らしていたり、アレルギーで使えなかったり、などの要因で牛乳を使えない場合もあるでしょう。
そのような場合でもプリンを作ることは可能なのでしょうか。
結論から申し上げますと、水でプリンを作ることは可能です。
特に、最初から牛乳を使わないレシピを使用するのをおすすめします。
ですが、水以外の代用品も紹介するので、牛乳ありのレシピしかない人も安心してご覧ください。
併せてプリン液が固まらない時の対処法も解説していきますよ!
1)プリンは牛乳の代わりに水を使える?
水で代用は可能
プリンに牛乳は必須のような気もしますが、実は水を使っても作ることができるのです。
例えばハウス食品から販売されている「プリンミクス」は、「ポットのお湯でで作れる」とパッケージに記載されています。
また、素を使わずとも牛乳を使わないレシピは探せば複数見つかります。
「天然生活」のホームページではスペインの修道院を起源にもつ「Tocino de cielo(トシーノ・デ・シエロ)」というプリンが紹介されていました。
このレシピで作ると牛乳を使わずとも濃厚な口当たりになるそうで、「天の豚脂」とも呼ばれているのだとか。
参考:天然生活「スペイン修道女のお菓子レシピ|牛乳を使わない濃厚なプリン
すべてに当てはまるわけではない
一方、すべてのレシピで牛乳と遜色ないものが作れるかというと話は別です。
例えば同じくハウス食品から販売されている「プリンエル」は牛乳を使うのが前提となっており、水だけでは「プリンらしい風味やコク、柔らかさにならず、おいしく仕上がりません」と言及されています。
参考:ハウス食品「よくある質問」
水で作りたい場合は、「水/お湯で作れる」と言った案内がされているものを選ぶようにしましょう。
2)代わりに水を使うデメリット
水のみでプリンを作った時のデメリットとしては、味わいの薄さが挙げられます。
先述の修道院のレシピのようにそもそも牛乳を使わない前提のレシピは別ですが、元々牛乳が材料に入っているのに水で代用した場合は物足りなさを感じてしまうかも。
つまりハウス食品が回答していたように、プリンらしさが減ってしまうのです。
そのため、さっぱりすぎると感じる人は以下のようなアレンジを加えた方が良いかもしれません。
- 卵を増やしてコクを増す
- バニラエッセンスで香りを出す
- ココアパウダーや抹茶パウダーで風味付けをする
上の方法を試すことで、プリンらしい味が出せます。
3)牛乳の代わりに使えるもの3選
水でもある程度代用可能なことはおわかりいただけたかと思いますが、その他の材料で牛乳の代わりがあるかも気になるのではないでしょうか。
ここでは代用品を3点ご紹介。
ご家庭に既にありそうなもの、常備しやすいものをセレクトしたので、よければ参考にしてみてください。
①豆乳
一字違い、そして同じくらい身近な存在ということで、牛乳の代わりに使用されることも多いですよね。
ケーキなど他の焼き菓子類はもちろん、スターバックスのカスタマイズでも人気があります。
大豆特有の風味が気になる可能性はありますが、無調整豆乳ではなく調整豆乳を使えば和らぐでしょう。
また、豆乳は低糖質・低脂質であり、生活習慣病予防やダイエットにも効果があるため、健康に気を使っている人にもおすすめです。
②ヨーグルト
牛乳からヨーグルトが作れるように、牛乳とヨーグルトは近しい存在。
テクスチャーや味わいは少し違えど、代用可能です。
とはいえ、ポイントとしては硬めのものよりもサラサラしたものを選ぶこと。
甘さは控えめのものがおすすめですが、酸味はどうしてもあるため少し試行錯誤が必要かもしれませんね。
③スキムミルク
スキムミルクは粉末状ですが、牛乳の代用として使用できます。
なぜなら、牛乳から水分・乳脂肪分を取り除いたものであり、成分的には牛乳とほとんど変わらないからです。
また乳脂肪分がないぶん、ヘルシーさを重視したい場合は敢えてこちらを選ぶのも良いかもしれませんね。
ただ水分を別に入れる必要があるため、その調整をするという手間は増えてしまうでしょう。
4)作る時に上手く固まらない時の対処法
プリンは基本的に卵かゼラチンのどちらかで固まっています。
上手く固まらないときはこの2つに要因があるため、以下で1つずつ見ていきましょう。
卵
卵で凝固させるタイプの場合、原因は次のようなものが考えられます。
- 水分に対して個数が少ない
- 加熱温度が低い
- 加熱時間が短い
家に在庫がなかった、カロリーが気になるから規定量より減らしてしまった……という場合、固まりきらなくなる可能性が高くなります。
卵は味わいだけでなくプリンをプリンらしい食感にするのも仕事のうちなので、自己判断で減らすのはおすすめできません。
また、加熱温度・時間にも気をつけましょう。
特に温度は調整が難しいので、所定時間になっても固まっていなかった場合は温度を上げて再加熱にトライ。
火が通りすぎないよう、こまめに様子を見るようにしてください。
ゼラチン
ゼラチンに関する原因としては次のとおり
- プリン液と混ざりきっていない
- 他の具材が固まりにくくさせている
- 冷却時間が足りない
ふやかすタイプのゼラチンを使用する場合、ふやかす過程が不十分だとプリン液と混ざりきらなくなる可能性があります。
よく混ざっているか、きちんと確認しましょう。
また、フルーツ入りのプリンにする場合、使用する食材にタンパク質分解酵素を含んでいると固まりにくくなります(ゼラチンはタンパク質なんですよ)。
キウイやパイナップルが挙げられますが、これらを使いたい場合は生ではなく加工済みの缶詰にしましょう。
また、大人味としてアルコールを入れる場合もあるかと思いますが、こちらも多すぎると固まりにくくなるため、薄めるか量を減らすようにしてください。
まとめ
牛乳を使わないでプリンを作りたい場合は、最初から牛乳を使わないレシピを探すのがおすすめです。
その方が牛乳ありのものと遜色ないプリンを食べることができます。
一方、卵やゼラチンがレシピにある場合は勝手に抜かないようにしましょう。
この記事が、美味しいプリンを作る一助になれば幸いです!
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