「コツやポイントがあれば知りたい」
こんな疑問を解消します。
今回は次の6点の解説です。
流氷解凍とは
コツ・ポイント
メリット
デメリット
流氷解凍に合う食材
結論から言うと、解凍のやり方は…
「水に浸した食材に水を流し入れていく」。
とてもシンプルです。
流氷解凍のちゃんとした手順ややり方を踏まないと水道代が恐ろしいことになる危険も。
この記事を読むことでこの危険を回避できるようにしていきます。
まずはそのやり方と手順から見ていきましょう。
1.流水解凍とは?やり方や手順を解説!水につける
1.解凍する食品全てが収まる大きさのボールを用意し、水を入れて沈めます。
2.食品をボールに入れて水を流し入れながら解凍していきます。
3.食品に柔らかさが出てきたらボールから取り出して調理します。
パウチされているものであれば問題ありませんが、流氷解凍の食材を直接水に浸していくのは NG。
水が入り込まない密閉性の高い保存袋に入れて解凍するようにしましょう。
2.そもそも流水解凍とは?
流氷解凍というのは、水を流し入れながら、水に浸した状態の冷凍食材を解凍していく方法。
自然解凍よりかなり早く解凍できます。
一度やり方を覚えたら、ずーっと使える便利な方法です。
ただし、コツや注意点もあります。ここから一緒に見ていきましょう。
3.上手にやるコツやポイント
旨味を逃さないコツ
流氷解凍を行うことで旨味成分も一緒に流れてしまいます。
この旨味を逃さないコツは冷たい水で解凍すること。
凍り始めにできるだけ近い温度で解凍してあげることで旨味成分の流出を防ぐことができます。
氷が大量にあれば、氷水で解凍し、氷がない場合はできるだけ冷たい水で解凍するようにしましょう。
スムーズな解凍のポイント
上手に解凍するポイントは…。
水を流し入れながらしっかり対流させること。
対流を行うことで熱伝導率がアップし、解凍スピードも上がります。
また、水を入れている為、浮力が働き食品が浮いてきます。
浮いてしまうと全体に水が行き渡らない為、お皿などで上から押さえて浮くのを防ぐ様にする事も重要です。
私もよくこの方法で解凍していますが、旨みが逃げていっている事が気になっていました。
今後は流氷解凍の際、できるだけ冷たい水で行うようにしてみます!
4.メリット!なぜ早い?
流氷解凍のメリットは短い時間で冷凍品を解凍できるということです。
水を流した状態で解凍することで熱の伝導率が良くなるため、自然解凍よりも速く解凍させることができます。
5.デメリット!水道代以外も
水道代
流氷解凍のデメリットNo.1はコレ、水道代でしょう。
流氷解凍は水を流しっぱなしにするため、水道代がかさむのは否めません。
ドリップの流出
流氷解凍のデメリットはドリップが流れやすくなるということ。
ドリップというのは流氷解凍の際に一緒に流れ出る栄養を含んだ旨み成分です。
ドリップが流れ出るということは、食品にとって最も重要な旨味も落ちてしまうということになります。
菌の繁殖
急激な温度上昇による鮮度の低下、また、雑菌の繁殖がおこるということも十分考えられます。
そうなんです…。
主婦の人はみんな同じ気持ちだと思いますが、水道代は流氷解凍する際、いつも気になっています。
料理の時間短縮の為の経費と思うしかないですよね…。
6.流水解凍が合う食材は?
味がついたもの・火が通った食材
流氷解凍にはすでに味がついている状態の食材や火が通った食材が適しています。
流氷解凍を行うことで酵素の反応により、水に触れた表面から徐々に食材の色や食感に変化を生みます。
しかし、すでに味がついている食材には酵素反応はおきにくく、また、加熱することで酵素は失われるため、火が通った食材にも酵素反応がおきる事はありません。
厚みのある食材
厚みのあるものや大きい食材は自然解凍ではどうしても時間がかかってしまいがちに。
流氷解凍であれば解凍の時間短縮が可能です。
パウチ後の食材
食材を保存した袋に空気が入る事は流氷解凍の水と接しにくくなる原因のひとつ。
これに対し、パウチされた食材は中の空気が抜かれているため、溜めている水と食材が密着しやすく、スムーズな解凍を可能にします。
野菜を冷凍することもよくありますよね。
下茹で野菜で水につけても大丈夫なものであれば、そのまま水の中に入れて解凍しても問題ないようですよ。
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まとめ
流氷解凍は料理の時間短縮にもなり、とっても便利。
話題のお取り寄せでパウチされたものもこの方法であっという間に解凍することができます。
この記事でご紹介したやり方を実践して生活にぜひ取り入れてみてくださいね。
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