「ミネストローネが酸っぱくなっちゃった。なんとかならない?」
「なぜ酸っぱくなってしまうのか知りたい」
こんな悩みを解消します。
1)ミネストローネが酸っぱい?酸味を軽くする3つの方法
2)酸っぱくなる原因2つ
3)酸っぱくなったミネストローネをそのまま有効活用する方法
寒い冬の時期はミネストローネがぴったり。
身体が温まるだけでなく、具材もたっぷり入れられて栄養満点です。
しかし作ってみたらなんだか酸っぱい……なんて経験はないでしょうか?
トマトがメインとはいえ、もっとまろやかにしたいですよね。
結論から申し上げますと、他の材料や加熱度合いの工夫で酸味を和らげることができます。
酸っぱくなる原因も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
1)ミネストローネが酸っぱい?酸味を軽くする3つの方法
酸味の気にならないミネストローネ作りには何が大切なのでしょう。
ここでは以下の3点について解説していきます。
- 加熱時間
- 具材
- 調味料
①加熱時間
トマトの酸味はしっかり火を通すことで飛ばすことができます。
生のトマトはもちろん、トマト缶も加熱処理がされているためそのままでも食べられますが、火を通す時間が短いと酸味が残ったままになってしまいます。
トマトに含まれる酸味の分解温度は175℃前後なので、水を加える前に投入し、中火~強火で炒めるようにしましょう。
煮込む際もある程度の時間をかけた方が良いですが、煮込みすぎると味がぼやける可能性もあるので味見をしつつ様子を見てみてください。
②具材
一緒に入れる具材で酸味をまろやかにしてもらいましょう。
1番おすすめは玉ねぎ。
カレーやシチュー等でもお馴染みですが、玉ねぎが入ることで甘みとコクがアップします。
玉ねぎは熱を加えないと辛み成分が強いので、飴色まで炒めたり電子レンジで加熱したりするなどし、十分に加熱するようにしてください。
そのほか、ベーコンやウィンナーでコクを出したり、コーンで甘みをプラスするのも良いですね。
栄養価も上がって一石二鳥です。
③調味料
調味料をプラスすることで酸味を中和する方法です。
最もシンプルで簡単なのは砂糖。
もう少しコクも出したいな、という場合ははちみつもおすすめです(1歳未満のお子さんには与えないようにしましょう)。
また、油分を加えると旨味やまろやかさがアップします。
例えばオリーブオイルの場合、入れた後に弱火でコトコトと煮てみましょう。
油が乳化して風味もより良くなるはずです。
2)酸っぱくなる原因2つ
そもそもトマト料理が酸っぱくなってしまう原因は何なのでしょうか。
これを知っておくと他にも応用できるので、ぜひチェックしてみてください。
①トマト本体、保存料にクエン酸が入っている
トマトの酸味の正体はクエン酸です。
またトマト缶の場合、保存料として酸味料(クエン酸)が入っていることも少なくありません。
先程加熱には175℃前後が必要と申し上げましたが、それはクエン酸の分解温度だったというわけです。
一方、トマト本体はどうしようもありませんが、保存料にクエン酸が入っていないものもあります。
入っているものに比べて値は張りますが、酸味が苦手な人は1度試してみても良いかもしれません。
②トマトの加熱が足りない
トマトの酸味は火を通すことで軽減されます。
逆を言えば加熱が足りないから酸っぱくなってしまうと言えるでしょう。
レシピによっては水→トマトという順番のものもあるかもしれませんが、この場合だと鍋内の温度が下がってからトマトを入れることになってしまいます。
他の具材を炒めた後の熱々の状態でトマトを入れ、一緒に炒めるのがおすすめです。
それと話は少しそれますが、トマトの割合が多いとその分酸味が際立ってしまいます。
残すと後が面倒だから全部使っちゃえ、と規定よりも多く投入するとまろやかにするのも大変なので、適正量を守るようにしてくださいね。
3)酸っぱくなったミネストローネをそのまま有効活用する方法
既に完成してしまった後で、調味料を加えてもなかなか改善しないこともあるでしょう。
しかしそんな時も美味しく食べる方法があります。
方法は簡単、カレーにしてしまうのです。
カレーとトマトの相性はおそらくみなさんご存じのことと思います。
筆者もルーカレーを作る時に水だけでなくトマト缶も入れることがありますが、そういうご家庭も少なくないでしょう。
そう考えると、ミネストローネをカレーにするのは無理がなさそうですよね。
作り方は市販のルーを溶かすだけ。
さらに味の調整をしたい場合はソースを入れたり粉チーズをトッピングしたりしてみても良いでしょう。
まとめ
トマトの酸味は調理過程や材料の工夫で軽減することができます。
パパっと手早く作りたいという気持ちを少し抑え、しっかり火を通すことを意識しましょう。
玉ねぎをレンチンするなど、他の部分で時短をするのが良いかもしれませんね。
トマトを使った加熱料理全般に言えることだと思うので、ミネストローネ以外にも応用してみてください。
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