その疑問にお答えします。
今回は次の点を4解説。
2)役職ごとに書き方のヒントを解説
3)役職より立候補理由に力を入れよう
4)生徒会役員未経験者と経験者の書き方の違い
学校の顔となる生徒会執行部。
その役員の選挙は、大なり小なり小学生の頃から経験してきたかと思います。
ですが、いざ立候補しようとしたとき、どのように理由を述べれば有権者に思いが伝わるかわからなくなりますよね。
この記事を読めば、自分の思いや人柄を有権者に伝えられるようになります。
また経験者用の書き方についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
それでは見ていきましょう。
1)生徒会に立候補する理由の書き方! 5つのポイント
①実現したいこと
生徒会に立候補するということは、学校や生徒に対して何かしらのアクションを起こしたいという気持ちの表れ。
問題意識や目的を明確に見せることで、有権者に安心感と応援したい気持ちを持ってもらうことができます。
②現職への憧れ・想い
生徒会活動をするにあたり、現職の人たちの活動や実績はしっかりチェックしておくべきです。
「実現したいこと」を考えるときの参考にもなりますし、自分が入ったときにどういう動きができるかというイメージを持つ一助にもなります。
また、実際に現職が成し遂げたことに触れることで、生徒会という組織にちゃんと興味があるということも伝わるでしょう。
その事業についてどう思ったか(感銘を受けた、など)という自分の思いも併せて述べると良いですね。
③長所を活かしたい
自分の長所が役員としてピッタリであることをアピールしましょう。
長所を今後の活動にどう活かせるか、ということが大切です。
生徒会に対する姿勢はもちろん、人柄や客観性(自分のことを見つめられているか)を判断してもらえる部分なのでよく考えましょう。
④自己成長
一見自分勝手に思えるかもしれませんが、本当に「成長したい」という思いがあるなら盛り込んでも問題ありません。
その際、「成長」とは具体的に何なのか、それは自身のビジョンや生徒会にとってどうかかわるものなのかということを伝えましょう。
例)成長=リーダーシップ:「学校行事をより円滑に進める戦力なりたい」
成長=周りを見る力:「生徒みんなが居心地の良い学校を作りたい」
⑤長期的な目線
大事なのは、生徒会に入ることがゴールではないということ。
任期の間に自分はどういう動きをして生徒会や学校とかかわっていきたいのか、という長期的な目線があると「この人には任せられる」と思ってもらいやすいでしょう。
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2)役職ごとに書き方のヒントを解説
ここでは各役職の簡単な仕事内容と、求められやすい素質を挙げていきます。
生徒会長
執行部のトップ。
各行事であいさつをしたり式典で祝辞を述べたりと、人前に出て話をする機会が多いのが特徴です。
・簡潔に要点がまとまった話し方
・ハキハキとした語り口
・模範となる生活態度
副会長
生徒会長のサポートが基本ですが、時には会長代行や行事の実行委員長として人前に出ることもあります。
・一歩引いて物事を見られる視野の広さ
・冷静沈着な態度
書記
話し合いの際に記録を付けるのが主な仕事。
生徒会誌の執筆やホームページでの発信など、広報的な役割を担う学校もあるようです。
・内容を要約する力
・素早さと丁寧さ
会計
生徒会費の収支を管理する役職です。
年度始めに予算案を決定し年度末には総決算を行なうなど、事務的な仕事が多くなります。
・誠実さと正確さ
・物事にコツコツ取り組める力
・粘り強さ
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3)役職より立候補理由に力を入れよう
役職別のヒントを解説しましたが、1番に考えてほしいのは「立候補理由」です。
例えるなら、立候補理由が木の幹で役職は枝葉。
理由がしっかりしてこそ役職に関するアピールがより活きていきます。
立候補する人は生徒の中でもごく少数です。
大変な役回りであるところになぜ入りたいと思ったのか、そんな熱い想いを伝えましょう。
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4)生徒会役員未経験者と経験者の書き方の違い
前年度に引き続き立候補する場合、以下の3点のようにこれまでの経験を盛り込むと説得力が増します。
・何ができたのか
・やってみて、新たにどういう思いを抱いたか
・やり残したこと。今期はどうしたいか
まずは前年度に何をした(できた)かをアピールします。
そして実際に活動していくなかで疑問に思ったことや、やりたいと思ったことを述べ、今期はどうしていきたいかを簡潔にまとめましょう。
やろうとしたけどできなかったことがあれば、「なぜできなかったのか」「今期はどうやって実現させるのか」という2点で話すと、課題に向き合う姿勢がより伝わります。
まとめ
・立候補理由は、過去の生徒会を参照しながら自分の能力に絡める
・役職ごとに求められる素質は、ある程度把握しておくと良い
・立候補理由を固めてから役職のアピールを
・続投の場合は、前期の実績と課題点を明確にしよう
立候補した理由は人それぞれなので、自分の気持ちをいかに有権者へ届けられるかが重要です。
こういった力は生徒会役員選挙だけでなく将来にも役立つので、この機会にマスターしてしまいましょう!
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